◆経済産業省、国土交通省の2つの事業での採択と有償による実証実験です
2020年11月に締結した「北海道地域でのMaaS事業展開に関わる業務提携」に基づき、令和3年度に続き令和4年度も北海道江差町エリアにおいて、SAVSを活用したオンデマンド交通を含めたMaaSの実証実験(通称「江差マース」)に参加します。
◆LINEアプリ等、新規のサービスを活用します
令和3年度の実証実験では新たな移動手段と経済活動の関連のデータを取得。利用頻度の向上や経済活動の拡大に向けた課題と対策の発想を得ることができました。
令和4年度実施の本実証実験では前回の試みをさらに進化させ、有償運行による住民の受容性の醸成や域内共通ポイントカード「江差EZOCA」やアプリによる購買や行動の需要喚起、オンデマンドバス(ジャンボハイヤー)による住民の移動促進を図ります。また地域の小売事業者など収入の増分を交通サービスの運営に充てる「収益循環モデル」の事業性検証を通して、同モデルの社会実装を目指すことを目的としています。
また、弊社SAVSを活用したMaaS配車機能を中心に商店の情報提供・クーポン発券等「買い物」支援サービスを実装します。将来的には今回構築するLINE APIを活用したデータ連携基盤と同一の基盤にてポイントカード/個人認証(デジタルID)連携、デジタル地域振興券等地域通貨機能、マイナンバー等行政サービスとの連携も視野に入れ地域住民の生活全般をサポートする「生活便利アプリ」の構築も本事業を通じて目指していきます。
実証実験参加団体
・サツドラホールディングス株式会社
・江差町地域公共交通活性化協議会
・株式会社駅探
・株式会社未来シェア
・パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
・はこだて未来大学/札幌市立大学
・有限会社桧山ハイヤー
・追分カード会(江差商工会員など約40店舗加盟)
・奥尻町
・株式会社リージョナルマーケティング
・北海道経済連合会
・函館バス株式会社
・日本データーサービス株式会社
受託事業
①経済産業省「令和4年度 地域新MaaS 創出推進事業」
実施主体:サツドラホールディングス株式会社
②国土交通省「令和4年度 地域交通を共に創り出す新たなモデル事業」
実施主体:江差町地域公共交通活性化協議会(共創パートナー:サツドラホールディングス株式会社)
- 運行期間
①2022年10月 ~ 2022年11月末
②2022年12月 ~ 2023年 1 月末 - 運行地区
①江差町南部の一部地域:上町・下町エリア
②江差町全域:上記+南部地域・北部地域 ※南部・北部で各エリア内の運行 - サービス利用対象者:上記運行地区の江差町住民および奥尻町からの江差町来訪者
- 予約方法:自動音声予約(電話)、LINE(スマホ)、据置端末(タブレットPC)
- 運賃および支払方法:現在調整中
関連リンク
- サツドラホールディングス株式会社:地域公共交通の維持・活性化を図る収益循環モデル「江差マース」が第2フェーズへ
- 株式会社駅探:地域公共交通の維持・活性化を図る収益循環モデル「江差マース」が第2フェーズへ
- 未来シェア:北海道江差町におけるMaaS実験へ参加します