SDGs

私達は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
未来シェアは、国連にて採択された17ある持続可能な開発目標(SDGs)のうち、次の4つに貢献します。
3. すべての人に健康と福祉を

高齢者、要支援・要介護認定者等、自らの移動に困難を伴うみなさまの、健康的なくらしを支える交通を実現します。

9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

情報伝達を担うインターネットのように、移動を担うモビリティプラットフォームを提供します。人流、物流、生活、観光等、移動を伴う様々なサービスの価値と質の向上と、新たな産業の創出に取り組みます。

11. 住み続けられるまちづくり

公共交通の利便性を高め、運転免許を返納し自家用車を保有しなくとも、移動に困難を伴わないまちをつくります。大雨・洪水、地震等で発生する突発的な移動需要を補う、自然災害に強い都市基盤をつくります。

13. 気候変動に具体的な対策を

必要な走行車両数を減らし、渋滞緩和、CO2排出量を削減します。

MISSION

私達が目指すこと
 

01現在の公共交通が抱える課題(事業者・利用者・社会について)の解決に向けて

事業者に対する課題解決 -効率的な配車手段の提供-

乗客がいないままの走行を減らし、車両1台あたりの輸送人数を増やすことで、必要経費削減と利用者増加の両面を改善します。スケジュール通りの路線定期運行、勘と経験に頼る客探し、駅での客待ちなどの従来の慣習を改め、実際のデマンド(利用要求)に従った運行を提供します。

利用者に対する課題解決 -移動手段利用格差の解消-

より便利に、より手軽に利用できる公共交通を実現します。居住地域、年代、収入による移動手段利用格差を解消し、地域コミュニティを維持し、健康的なくらしを支える足を守ります。

社会に対する課題解決 -環境保全、地域経済の活性化-

道路網を占有する車両の数を減らし、渋滞緩和とCO2排出削減などの環境保全に貢献します。人々の移動を活発にし、地域経済の活性化を促します。

 

02公共交通インフラを活用した新たなサービスの創出

最適化された交通手段をクラウドプラットフォームで提供することにより、様々なサービスと移動手段の融合を促進します。物流・配達、医療・介護、スクール・施設への送迎、出勤・退勤、観光など、人や物の移動を伴うあらゆるサービスの質を向上します。

 

03SAVS + MaaS (Mobility as a Service) 利用者のためのモビリティ

観光客向け交通のくらしの足への応用

観光を基軸としたMaaSを構築し、地域の活性化と経済への貢献を進めます。「観光の足」を「くらしの足」へと応用し、住み易い観光地としての魅力を維持します。

送迎車両を活用した福祉・医療・健康 MaaS

福祉送迎、医療送迎、その他あらゆる業務車両の走行の効率化を図り、余力を生活交通へと応用します。交通空白地帯における移動手段の確保、健康生活と地域コミュニティの維持、災害時の避難支援など、過疎化が進む地方都市での新たな交通プラットフォームを構築します。

シミュレーション + アジャイル改善:永続的成長型の公共交通

定時定路線運行(路線バス)のみに頼らない都市交通計画へと移行します。移動データの収集と分析、評価を続け、シミュレーションによる交通計画の改善と実行を繰り返すとこにより、常に需要に適合した公共交通を維持します。

MESSAGE

代表者メッセージ
 

Mobility as a Serviceという用語がここ1年くらいの間に随分と広まった気がしています。MaaSは,元々はフィンランドのアアルト大学の修士論文で使われた用語ですが,これは既存の様々な移動手段(電車,バス,タクシー,自転車,レンタカーなど)を統合したモビリティサービスを提案したものでした。最近X as a Serviceという言い方を良く耳にします。ある人がこれはXを所有せずに使うことを意味していると言っていましが。分かりやすい定義だと思います。車を所有せずモビリティ(移動手段)だけを使うということです。

日本では新しいモビリティとして「乗合」,「相乗り」あるいは「ライドシェア」が提案されています。安倍首相の「相乗りタクシー」導入に向けた発言や2020年のオリンピックが追い風となって急速に実現しそうな雰囲気です。これらは様々な用語で呼ばれていますが,同床異夢の感があります。それぞれ異なる概念である点に注意が必要です。「乗合」は通常のバスや電車の運行形態ですがこれをタクシーに例外的に延長したものも含まれます,道路運送法で決まっている概念です。「相乗り」は元々人々が駅のタクシー乗り場などで勝手にグループを作ってタクシーに相乗りしていたものですが,最近はシステムがマッチングをする方式が出てきました。「相乗り」では乗車前にマッチングが成立している必要があります。「ライドシェア」はUber POOLなどに代表される乗合型白タクを指すことが多いようです。

(株)未来シェアが狙っているのはもっとフレキシブルな方式なので,これらと紛れないように「便乗」と命名しました。「便乗」というとタダ乗りのようなニュアンスがありますが,広辞苑第7版によれば「他人の乗物を利用して、ついでに相乗りすること。便宜を得て車馬などに乗ること。」となっています。呼べばいつでも来て,すぐに乗れ,走行中に別の人が便乗してくるかもしれないという仕組みです。大都市を含む全ての公共交通を置き換えることでモビリティの向上を目指しています。

取締役会長 中島 秀之

未来シェアという会社はもともと函館の公共交通の問題を解決することが動機で設立されました。他の街もそうであるように、函館も一部の路線は多くの乗客があるものの、乗客が少ないバス路線が多くあります。乗客が少ないとバス会社としては本数を減らすしかなく、本数が減ると不便になって乗客が減るのでさらに本数が減るという負のスパイラルが起きています。過疎地では自治体が補助金を出してバス路線を確保しているが、そのバスに乗っている人は残念ながら多くありません。乗客がいなくて“空気を運んでいる”と表現されることもあります。函館には数多くのタクシー会社が存在して現在地から目的地まで移動してくれてとても便利ですが、他の都市でもそうであるように、日常使いをするには料金が高過ぎます。超高齢化が進んでいるために運転するのを避けたほうがよい年齢の住民も増えつつありますが、バスとタクシー(と市電)の公共交通が便利ではないために運転を止めることがむずかしい状態です。運転しないと買い物や通院もできないためです。多くの住民は自家用車で移動して、路線バスに乗っているのは通学の子どもとお年寄りがほとんどです。仕事をしている人の多くは自家用車を使っていて、公共交通がとても不便だという実感を持っていません。特に冬の積雪の時期の路線バスの不便さは筆舌に尽くしがたいのですが、そのことを函館の意思決定に関わる人たちはよくわかっていないと思われます。私は函館市民としては珍しく自家用車を運転せずに公共交通で通勤を含めた移動をし続けて20年近く住んでいるので、函館の公共交通の事情が年々悪化していることを実感しています。もっと公共交通を使いやすくしないと函館は街として存続できないと思われます。

このようにそもそもは函館市の公共交通の課題を解決するためにSAVSを開発してこの会社を設立したのですが、その開発の過程でSAVSは函館のような街だけでなく過疎地でも大都市でも有効なことがわかりました。SAVSによって公共交通の効率がよくなれば車の数(すなわち運転者の数)も減らすことができ、人出不足や渋滞の解消にもつながります。インターネットは情報の移動に革命を起こしましたが、SAVSが人(と物)の移動に革命を起こすことを願っています。

取締役会長 松原 仁

「人や物の移動のあり方を根本的に変えたい」
未来シェア関係者をはじめ、AIの交通への応用へ取り組んできた研究者、SAVSの開発へ携わるエンジニア、運営に関わるスタッフ共通の願いです。
既存の公共交通や運送、法規制、しきたり、思い込みというフレームを外して最適な運行方法をコンピュータに求めた時、常識とは異なる答えが現れたのが2000年代初頭の出来事でした。これがSAVSの原点です。その後、2013-2015年の社会実験の取り組みの中で見えてきたのは、交通は手段であって目的ではない、「交通(Transportation)」の改善を目指すのではなく「移動(Mobility)」の改革を目指すべきであるという、現在のMaaSに象徴される思想です。
SAVSは、自家用車を持たずとも、あるいは自家用車を手放しても移動目的を達成できる社会の実現を理想としています。人々の外出機会を増やし、健康的な生活と地域コミュニティの維持、自由気儘な観光、突発時・災害時の避難など、安全・安心・快適な社会を支える交通インフラ維持の為のモビリティプラットフォームの提供を目的としています。 一方、人々の移動の活性化や需要の集中に比例して走行車両が増えては交通渋滞、事故率増加、CO2排出、ドライバー不足等の様々な問題を引き起こします。必要最小限の車両で最大限の移動需要を満たすには、どの車両が誰をどういう順序で送迎するのが適切であるかを瞬時に判断する必要があります。SAVSはこの難題をAIの優れた特徴を活かして実現しています。このコア技術により、都市レベルの最適交通を構築することが我々が目標です。

2016年、長い研究期間を経た土壌の上に未来シェアを設立しました。設立以来、全国各地から交通に関する悲痛な問題を寄せられています。これら社会問題と真摯に向き合い、解決し、移動困難者のない社会の実現を目指します。
また、SAVSに触発された多くのアイディア、未来像、夢と理想をお持ちの多くのみなさまとの出会いに恵まれています。技術が唯一の資産であるベンチャーですが、モビリティー革命と呼ばれるこの時代に、50年後、100年後まで足跡を残す事業をみなさまと共に育んでいきたいと切に願っています。

代表取締役 松舘 渉

CAREER

取締役会長 札幌市立大学 学長 公立はこだて未来大学 名誉学長

中島 秀之 Hideyuki NAKASHIMA

2018 札幌市立大学学長
2016 東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 先端人工知能学教育 寄付講座特任教授 公立はこだて未来大学 名誉学長/名誉教授/特任教授
2008 公立はこだて未来大学 理事長 (-2016)
2004 公立はこだて未来大学 学長 (-2016)
2001 産総研サイバーアシスト研究センター長
1983 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所 (現産業技術総合研究所)入所 東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了 工学博士

取締役会長 東京大学大学院情報理工学系研究科教授 公立はこだて未来大学特任教授

松原 仁 Hitoshi MATSUBARA

2020 東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
2016 公立はこだて未来大学副理事長
2014 一般社団法人人工知能学会会長
2011 NPOスマートシティはこだて理事長就任(兼任)
2000 公立はこだて未来大学システム情報科学部教授
1986 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所 (現産業技術総合研究所)入所 東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了 工学博士

代表取締役

松舘 渉 Wataru MATSUDATE

2020 株式会社駅探、社外取締役就任
2017 株式会社函館ラボラトリ設立、代表取締役就任
2016 株式会社未来シェア設立、代表取締役就任
2013 公立はこだて未来大学研究プロジェクトへ参画
2008 株式会社アットウェア 函館事業所設立、事業所長就任
2004 株式会社アットウェア設立、取締役就任
1996 青山学院大学理工学部物理学科卒

COMPANY

会社概要
社名 株式会社未来シェア
設立 2016年7月21日
本社所在地 【函館】 〒041-0806 北海道函館市美原二丁目7番21号 万勝ビル1F
事業所 【横浜】 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8F
【つくば】 〒305-0031 茨城県つくば市吾妻1丁目5−7 ダイワロイネットホテルつくばビル2F
電話番号 050-8880-0808(新規のお客様、取引中のお客様専用)
資本金 ¥92,000,000
取締役会長 中島 秀之 札幌市立大学 学長 公立はこだて未来大学 名誉学長 工学博士
松原 仁 東京大学大学院情報理工学系研究科 教授 公立はこだて未来大学 特任教授 工学博士
代表取締役 松舘 渉 株式会社アットウェア 取締役
取締役 平田 圭二 公立はこだて未来大学 理事 副学長 工学博士
野田 五十樹 北海道大学 大学院情報科学研究院 教授 博士(工学)
金森 亮 名古屋大学モビリティ社会研究所 特任准教授 博士(工学)
岩村 龍一 株式会社コミュニティタクシー 取締役会長
監査役 牧野 隆志 株式会社アットウェア 代表取締役

RECRUITMENT

公共交通の未来を創るエンジニア募集
 

SAVS (Smart Access Vehicle Service) の社会普及による移動手段利用格差の解消、地方創生、CO2削減や渋滞解消などの社会問題解決に挑むITエンジニアを募集します。以下のような志を持ったエンジニア、学生からの応募をお待ちしております。

  • 過疎化が進む地方の交通手段の問題を解消したい
  • 外出が不便な人々の悩みを解決したい
  • 移動交通に関わる産業の未来を開拓したい
  • 将来のより良い社会を創造するために働きたい
  • ITシステムの構築、データの活用と分析を通して社会に貢献したい
  • ACCESS

    アクセス

    ■HEAD QUARTER 〒041-0806 北海道函館市美原2丁目7-21 万勝ビル1F
    ■YOKOHAMA BRANCH 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい 8F WeWork
    ■TSUKUBA BRANCH 〒305-0031 茨城県つくば市吾妻1丁目5-7 ダイワロイネットホテルつくばビル2F リージャスつくば
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