三重広域連携スーパーシティ推進協議会が2025年3月に実施しました、地域住⺠同⼠が協⼒し合う新しい交通システムである「共助型ライドシェアサービス」の実証実験に、SAVSを提供しました。
今回実証実験を行ったエリアは、中⼭間地域のため利便性の⾼い公共交通が⼗分に供給されておらず、多くの住⺠は⽇々の⽣活において⾃家⽤⾞に⼤きく依存せざるを得ない状況です。また⾼齢化が進む中で、地域交通事業者では⼈⼿不⾜、ドライバー不⾜が深刻になっていることに加え、⼈⼝減少のよる需要密度の低下で、⼤きな固定費を抱える事業モデルは成⽴しづらくなっています。
そこで本実験は、地域住⺠同⼠が協⼒し合う新しい交通システムである「共助型ライドシェアサービス」が、こうした課題を解決する⼿段になり得ると考え、その有効性・受容性を検証することを⽬的で実施されました。
運行概要
- 運行期間:2025/3/10~2025/3/21
- ドライバー数:13名
- 総運行回数:54回
- 総利用者数:75名
- 運行エリア:多気町、松阪市、⼤台町
運行後のアンケートでは、ドライバー・利⽤者の双⽅から⾼い満⾜度が確認されました。サービスによって住⺠同⼠の交流が⽣まれることで、街全体が活性化するといった声も多く、副次的な効果も⾒られました。共助型ライドシェアサービスは、地域住⺠の「⾃由な移動」を実現する⽇常の⾜としての可能性を確認する結果となりました。
関連リンク
- 三重広域連携スーパーシティ推進協議会:三重県多気町で地域住⺠が協⼒し合う共助型ライドシェアサービスの有効性を確認
- 多気町:住民同士による共助型ライドシェアサービス(期間限定の実証事業)